マテリアメディカ講義Vol.1/Ⅰ期 → 現在通信講座は休止中

◆マテリアメディカVol.1(1)シリーズ(日本語字幕付き)(基盤教材)

 下記内容を5か月の目安で学びます。DVDを繰り返し視聴いただいた後、課題を提出下さい。

 

1-1.イントロダクション(2分)ナンシー・ヘリック

20枚のマテリアメディカ講義を通じどのようなレメディを学ぶのか、プルービングのパイオニア、ナンシーヘリックが全体の流れを説明します。

 

1-2.Pulsatilla(74分)ロジャー・モリソン

植物学的や神話学に基づくところから始まる講義は、ケントやサンカラン、ヴィソルカスのエッセンスを丁寧に交えながら、現代社会におけるPuls.の問題、病理の浅いPuls.と深いPuls.、男児と女児のPuls.、男性と女性のPuls.、Puls.の心理面から身体的な細かな病理まで、あらゆる事を網羅し尽くしたものです。1時間14分、ほぼ字幕が途切れないほど濃縮した内容です。

 

 

2-1.Arsenicum(20分 )ジョナサン・ショア

Ars.にまつわる毒物学的な歴史とそれに結びつくルーブリックスを1つ1つ使いながら心理的側面を細かく紐といていきます。そして、この心理的側面を身体的病理とつなぎあわせ、全体像を描き出します。いったん描かれた全体像は、再度、精神、各部位の身体病理、悪化好転の一片ずつに分解され、そしてまた21分が終了する時にはArs.という全体像が美しく完成しています。

 

2-2.Calc-c. (42分)ジョナサン・ショア

Calc-c.の生態を、ルーブリックスを用いながらスタートさせていきます。そして、一見バラバラに存在していたルーブリックス達が、最終的には1つの軸の上に見事に連なっていきます。ポリクレスト中のポリクレストだからこそ、知っておくべき微細な点を、長年の臨床経験を持つジョナサンショアが生徒の質問に答えながら講義します。基本ピクチャーの中にもそれを応用させていくために必要な道が照らされた講義です。

 

 

3-1. Phosphorus(34分)ジョナサン・ショア

Phosphurusの像を、細かな部分に焦点を当てながら立ち上げていきます。類似したレメディとの微妙な違いに踏み込む事で、Phos.の輪郭を明確にしていきます。また多くのレパートリーを示しながら、重要なPhos.の軸を説明していきます。精神的症状のみならず、身体的病理にも丁寧に言及された講義です。

 

3-2.Sulphur(37分)ジョナサン・ショア

Sulphurが宇宙の中でどのような役割を果たしているか、から始まるこの講義は、古典や神話に基づきながら原型としてのSulphurの追求を深め、やがて両方の極にある2つのSulphur像に及んでいきます。

しかしまた、最終的にはこれが1つの軸の上でつなげられ、最終的には、このレメディの中心にある物は何かの核心に踏み込みます。37分中に興味深いケースをいくつも含むJonathan Shoreの哲学を交えたポリクレストレメディの講義です。

 

4-1.Staphysagria(46分)ナンシー・ヘリック

教壇にあるStaphysagriaの花にふれながら始まる講義は、誰もがその人間性の中に持っているような理解しやすいStaphysagria像から、「これがStaphysagriaだ」といえる核心的な像に一歩一歩変化させ、進んで行きます。そして、核心に至った後は、Staphysagriaが置かれている立場により、どのように変化していくのか、あらゆる場面における像を講義します。身体的病理から精神病理まで、実際の臨床例も交えた講義です。

 

4-2.Lachesis (35分)ロジャー・モリソン・ナンシー・ヘリック

ロジャー・モリソン、ナンシー・ヘリック夫妻によるジョイント講義は、話しをお互いに深めあいながら深く展開していきます。ヘリングの記述、神話的意味合い、生物学としてのヘビ、ヴィソルカスやサンカランの記述、夫妻の臨床を次々に引き合いに出しながら、Lach.という1つのレメディを、ありとあらゆる角度から照らし出していきます。

 

 

5-1.Sepia (36分)アナ・デ・ショア

Sepiaの実際の生態の映像を交え、イカの一生を描くようにSep.のサイクルを1段階ずつ描きます。そして段階ごとに精神的状態と身体的病理、区別すべきレメディを詳述していきます。私達がよく目にするSep.、ほとんど目にしないSep.、男性のSep.などを精神、身体両面から講義します。

 

 

5-2.Graphites(41分)ロジャー・モリソン

Carbonの本を執筆したロジャーモリソンが、炭素としてのGraphitesの性質に迫るところから講義は始まります。フラットな1つのタイプのGraphitesではなく、病理の進行に沿って、具体的な臨床例を用いて講義していきますが、そこでは、マテリアメディカの症状をそのまま使えなくなっている現代医療の存在にも言及しています。 しかしまた、基本を理解すれば、どのような段階にあるGraphitesが来ても、治癒を導く事ができると、ロジャーモリソンの臨床例が示しています。